肛門外科・消化器外科について
当科は消化器(食道・胃・腸・肝臓・胆のう・胆管・すい臓・肛門)
の診療を中心に行うばかりでなく、一般外科・各種外傷の外科等、多様な対応で診療を行っております。
また、特にお一人で悩みがちな肛門疾患の治療につきましては、手術も行っています。多くの手術実績があり、県内はもとより全国の患者様より支持を得ております。お気軽にご相談下さい。
医師からのメッセージ
「“おしりの悩み”は、誰にも言えず、ひとりで抱えがちなものです。
でも、決して恥ずかしいことではありません。
私は、患者さんが安心して症状を打ち明けられるよう、“寄り添う診察”を心がけています。
痛みや不安を少しでも和らげられるよう、丁寧な診察と手術、そして術後のケアまで、一貫して責任を持って対応します。
どんな小さな悩みでも構いません。お気軽にご相談ください。」
よくある症状
- 嘔気や嘔吐・胃痛
- 血便が出る
- 検便検査で出血を指摘された
- その他の症状もご相談ください。
手術件数と症例傾向
柴田病院では、肛門外科においてこれまでに累計6,500件以上の手術実績があります(2025年時点)。地域に根ざした診療と、長年の経験に裏打ちされた技術力により、多くの患者さんに選ばれています。
主な症例数(過去の累計/推定比率)
| 疾患名 | 症例数割合(目安) | 特徴・傾向 |
|---|---|---|
| いぼ痔(痔核) | 約50% | 最も多い症例。注射療法や外科手術に対応。日帰り〜短期入院が可能な症例も増加。 |
| 切れ痔(裂肛) | 約20% | 若い女性に多く、便秘による再発リスクも高い。慢性化した症例には手術対応。 |
| 痔ろう(あな痔) | 約15% | 若年〜中年男性に多く、根治には手術が基本。シートン法など括約筋温存術も実施。 |
| 肛門周囲膿瘍 | 約10% | 急性期での切開・排膿処置が中心。進行例では痔ろうへの移行リスクあり。 |
| その他 | 約5% | 若年男性の毛巣瘻、高齢女性の直腸脱など、多様なケースに対応。 |
診察の流れ(初診予約)
柴田病院では、初めての方でも安心してご来院いただけるよう、丁寧なご案内を心がけています。
受診のステップ
1. まずはお電話でご予約ください。
- 肛門科は混雑することが多いため、事前予約をおすすめしています。
- TEL:083-927-2800(代表)
2. ご来院(受付)
保険証やお薬手帳をご持参のうえ、受付窓口にお越しください。問診票をご記入いただきます。
3. 診察・検査
ご不安な気持ちや恥ずかしい思いに配慮し、安心して受けられる診療体制を心がけています。必要に応じて肛門鏡検査などを行い、症状に応じた治療方針をご説明します。
4. 治療のご相談
薬物療法から手術まで、症状やご希望に応じた最適な治療方法をご提案します。
外来受付時間
| 平日 | 午前 8:30〜12:00 午後 13:30〜17:30 ※土曜日は午後休診 |
|---|---|
| 日・祝日 | 日曜、祝日、年末年始は休診 |